この記事では、湯畑からさほど遠くない住宅街にある「長栄の湯」を紹介・レビューします。
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はじめに~共同浴場の心得~
草津の観光協会が観光客に紹介している共同浴場は「白旗の湯」「千代の湯」「地蔵の湯」の3つであり、「躑躅の湯(つつじの湯)」はじめ、その他16ヶ所の共同浴場は、主に「草津の地域住民が使う浴場」とされています。
しかし、「もらい湯」の精神を忘れずに、マナーを守って入浴するのであれば一般観光客の入浴も「完全禁止」ではない、というのが草津温泉の素晴らしいところです。
「もらい湯」の精神とは、「浴場を借りるにあたり、マナーを守り、感謝の気持ちを持って入浴する態度」のことです。
草津では古くからこれを重視し、逆にこの「もらい湯」の精神があるからこそ、住民は観光客を快く受け入れてきました。
共同浴場への入浴は無料ですが、町民がみずから大切に管理・利用している事を忘れずに、最低限以下の事項を守りましょう。
✓ できるだけ少人数で入る(共同浴場は洗い場・浴槽が狭い場合が多い)
✓ 利用時間を守る ✓ しっかりかけ湯して、身体を清めてから入浴する ✓ 使った桶などはきちんと元の場所に戻す ✓ タオル(持参)は湯船に入れない ✓ 風呂からあがる前にタオル(持参)で身体をよく拭き、脱衣所を濡らさない |
「長栄の湯」の外観
「長栄の湯」は、公民館のような建物内にある共同浴場です。他の共同浴場と比べると、一見わかりにくいかもしれません。
右が男湯、左が女湯で、正面に「長栄の湯」と書かれています。
向かい側は、「東殿塚地区 区民館」と書かれています。
中の様子
女性風呂の中の様子です。
扉脇に「入浴マナーを守りましょう」という注意書きがありますが、この記事の冒頭で述べた内容とほぼ同じです。
「長栄の湯」は、8:30~9:30くらいの間にだいたい清掃をしているので、観光客の方は、おおよそ朝9:30以降22:00までの間であれば入浴できるでしょう。
脱衣所の様子です。
ロッカーボックスが9つあり、写真に収めませんでしたが、右手手前にベビーベッドが置かれています。
むかって左側が風呂場です。
平均的な共同浴場くらいの広さです。
浴場内左側の様子です。
「長栄の湯」は、浴場が比較的広め。浴槽は「翁の湯(おきなのゆ)」より少し広いような気がします。
浴場内右側は、左手の浴槽とは別に、新しいお湯をかけ流している洗い場があるので、こちらのきれいな湯を使って「かけ湯」や、体や頭を洗うことができます。
私はこの「かけ湯」用の浴槽が好きです。ただしお湯の温度がかなり熱く、ピリピリする場合が多いです^^;
引かれている温泉が「万代源泉」(ばんだいげんせん)で、pHが1.7程度と強酸性であるためでしょう。
目に入ったりするととても痛いです。頭を洗うのは注意してくださいね。
「長栄の湯」感想
「長栄の湯」は、私がよく使う共同浴場の1つで、「かけ湯」用の浴槽から行う「かけ湯」が気持ち良いのがおすすめポイントです。
「万代源泉」(ばんだいげんせん)特有のピリっとした爽快感があります。
入浴自体も気持ちが良いのですが、女性風呂は、地元住民が水で埋めている場合が多いのか、そこまで熱くは有りません。夫に聞いたところ、「男風呂は熱い日も多い」ようです。
あと、出入り口付近が非常に滑りやすいので入浴の際はご注意ください。
私はぼんやりしていて2度ほど滑って転んでいます・・・^^;
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
熱さ | ★★★☆☆(普通) |
湯船の深さ | 深め:肩がお湯に浸かるくらい(身長162cm) |
収容人数 | 快適:5人まで MAX:7人程度 |
「長栄の湯」基本情報
住所・地図
〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津609
駐車場
<無料>
大滝乃湯駐車場(※大滝乃湯もご利用ください)
<有料>
西の河原公園駐車場
泉質
源泉:万代源泉
PH値:PH1.70
泉温:96.0℃
酸性―塩化物・硫酸塩泉
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