草津温泉共同浴場「睦の湯(むつみのゆ)」は、草津の中心部「湯畑」からは徒歩12分と、やや離れた場所にあります。
そのため、一般観光客はあまり行かないのではないかと思いますが、入浴してきたので紹介したいと思います。
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共同浴場の心得
草津の観光協会が観光客に紹介している共同浴場は「白旗の湯」「千代の湯」「地蔵の湯」の3つであり、「睦の湯」はじめ、その他16ヶ所の共同浴場は、主に「草津の地域住民が使う浴場」として、一般観光客の利用は「原則不可」とされています。
しかし、「もらい湯」の精神を忘れずに、マナーを守って入浴するのであれば「完全禁止」ではない、というのが草津温泉の素晴らしいところです。
「もらい湯」の精神とは、「浴場を借りるにあたり、マナーを守り、感謝の気持ちを持って入浴する態度」のことです。
草津では古くからこれを重視し、逆にこの「もらい湯」の精神があるからこそ、住民は観光客を快く受け入れてきました。
共同浴場への入浴は無料ですが、町民がみずから大切に管理・利用している事を忘れずに、最低限以下の事項を守りましょう。
✓ 基本的には一人で入る(共同浴場は洗い場・浴槽が狭い場合が多い)
✓ 利用は、住民の方に配慮し、11:00~15:00を目安に入る(白旗・千代・地蔵はその限りではない) ✓ しっかりかけ湯して、身体を清めてから入浴する ✓ 使った桶などはきちんと元の場所に戻す ✓ タオル(持参)は湯船に入れない ✓ 風呂からあがる前にタオル(持参)で身体をよく拭き、脱衣所を濡らさない |
「睦の湯」の外観・中の様子
「睦の湯」の外観
「睦の湯」は、湯畑からは徒歩約12分と少し離れた、住宅街の中にあります。外観は以下のようです。
暖簾がなかなか風情があって心くすぐられます。
入り口に一般観光客に向けたポスターが貼られています。
「観光客の方はマナーを守って入浴して下さい
マナーの悪い観光客が増えています。
この浴場は地元区民が管理しています。
マナーの守れない方の入浴はお断りします。」
「外来者の入浴について
午前9時より11時までは、掃除のため入らぬように
午後3時より9時までは区民入浴時間の為その前後に利用すること」
過去にどのような観光客が来たのでしょうか。
マナーの悪い人が増えると、観光客の入浴が完全禁止になってしまいます。
ここまで述べているように、皆さんには丁寧に利用していただきたいです。
「睦の湯」では、「午前9時~11時までは掃除」「午後3時~9時までは区民専用」と明確に記載されているので、観光客は「午前11時~午後3時までの利用」をきっちり守りましょう。
ところで、「女子風呂にのぞきをする者がいる」という看板がありました。他地域に比べてこの辺りはちょっと治安が悪いのかな?と思いました。この日私は無事入浴できました。
中の様子
中に入ると、脱衣所は比較的広めの造りになっています。

右隅から見た様子

左隅から見た様子
また、中にトイレもありました。
体重計も。
体重計が置かれていると、「地域住民密着の共同浴場」という感じがして、なんとなく雰囲気が好きなんですよね。
浴場の中はこんな感じです。
縦長の浴槽。三方向スペースが空いているので、5人位は入浴できそうです。
どばどばと「湯畑」源泉のお湯が流れ出しています。
貴重品フックがありました。
私が見た感じだと、ほぼすべての共同浴場に貴重品フックがありました。しかし、貴重品袋はあるところと無いところがあったり。なので、自分でビニール袋を常に持参しておくと安心です。
特に「睦の湯」は「女子風呂ののぞき」が出たくらいなので、少し不安がありますし、「貴重品は持ち歩かない」が原則ですが、もし間違えたり必要があって持ってきてしまった場合は、必ずフックに掛けるようにしましょう。
「睦の湯」の感想
「睦の湯」のお湯の温度は、「少し熱めかな?」と思いました。「長寿の湯」と同じくらいかと思います。
浴槽の深さはやや肩が出る程度。
私が入った時間帯は誰もいなかったため、ゆったりたっぷり浸かることが出来てとても気持ちよかったです。
天井が高く上から光が差し込み、開放的な造りになっていました。
「睦の湯」まとめ
住所・地図
377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津634-1
駐車場
<無料>大滝乃湯駐車場(徒歩7分)
泉質
源泉:湯畑源泉
PH値:PH2.08
泉温:55.7℃
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
「睦の湯」感想まとめ
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
熱さ | ★★★★☆(熱い) |
湯船の深さ | 浅め:肩がこぶし1個出るくらい(身長162cm) |
収容人数 | 快適:4~5人までMAX:6人 |
ひと言 | 脱衣所が広いので人数が多くても割と快適。入りやすくて気持ちの良い温泉です。 |
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