草津温泉共同浴場「翁の湯(おきなのゆ)」は、湯畑を左(西)に曲がって5分の場所にあります。
一度目に行ったときは15時頃で5~6人の先客の方々がおり、入浴を諦めました。
2回目は午前11時頃。他に誰も利用者はおらず、今度は入浴できたのでレビューしたいと思います。
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はじめに~共同浴場の心得~
草津の観光協会が観光客に紹介している共同浴場は「白旗の湯」「千代の湯」「地蔵の湯」の3つであり、「翁の湯」はじめ、その他16ヶ所の共同浴場は、主に「草津の地域住民が使う浴場」として、一般観光客の利用は「原則不可」とされています。
しかし、「もらい湯」の精神を忘れずに、マナーを守って入浴するのであれば「完全禁止」ではない、というのが草津温泉の素晴らしいところです。
「もらい湯」の精神とは、「浴場を借りるにあたり、マナーを守り、感謝の気持ちを持って入浴する態度」のことです。
草津では古くからこれを重視し、逆にこの「もらい湯」の精神があるからこそ、住民は観光客を快く受け入れてきました。
共同浴場への入浴は無料ですが、町民がみずから大切に管理・利用している事を忘れずに、最低限以下の事項を守りましょう。
✓ 基本的には一人で入る(共同浴場は洗い場・浴槽が狭い場合が多い)
✓ 利用は、住民の方に配慮し、11:00~15:00を目安に入る(白旗・千代・地蔵はその限りではない) ✓ しっかりかけ湯して、身体を清めてから入浴する ✓ 使った桶などはきちんと元の場所に戻す ✓ タオル(持参)は湯船に入れない ✓ 風呂からあがる前にタオル(持参)で身体をよく拭き、脱衣所を濡らさない |
「翁の湯」の外観・中の様子
前置きが長くなりましたが、以下、「翁の湯」のレビューになります。
「翁の湯」の外観
「翁の湯」は、湯畑から最短で左側(西側)の小道に入って5分で、地図を持って歩けば迷わず行けるところにあります。外観は以下の様子。
結構趣があってかっこよいです。
冒頭にも書きましたが、1度目に行ったのは15時頃。
地元の方と観光客どちらも入って脱衣所と浴場あわせて5,6人ほどいて混み合っていたので入浴を諦めた経緯があります。ちかくに旅館も多く、人気の高い共同浴場なのでしょう。
2回目は午前11時頃だったため、他の利用者はいませんでした。
感覚的には、どこの共同浴場も午前中の方が空いているように思います。
ただし、「翁の湯」は、午前7:30~9:00までは、清掃時間なので、これらの時間は利用できません。
中の様子
脱衣所
「翁の湯」の脱衣所はこんな感じです。

入口側から中を見た様子

入口側から浴場入口を見た様子。右手にトイレがあります。

奥から脱衣所入口側を見た様子
大きさは、広すぎず狭すぎず・・・という感じでした。
3人位は一緒に着替えられます。4人だと少し狭いかな?
浴場内へ
浴槽は正方形に近いかと思います。奥に広がっているような印象。
浴場入口側に手すりがついています。
また、貴重品をぶら下げてかけられるフックもあります。
洗い場より、浴槽のほうが広いです。
もちろん、ドバドバーと贅沢に源泉かけ流し。
洗い場には水道蛇口と、鏡が1つ付いていました。
「翁の湯」まとめ
感想
「翁の湯」は、浴槽内に3人位入れて、洗い場は2人程度が許容人数かと思います。
ただ、そのように5人全員入ると狭く感じそう。
快適なのは3名程度かな。
お湯の感じは「湯畑」源泉らしく、入るときにはややピリッとしますが、身体を沈めてしまえば、そのピリピリ感も強くなく、心地よい入浴でした。
脱衣所に以下のような張り紙。
画像がちょっとブレててすみません^^;
地元の方からの寄付で備品が賄われていたりする辺りが、「人々に愛される地域密着の共同浴場」という感じがしてなんだか良い気持ちになりました。
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
熱さ | ★★★☆☆(ちょうどよい熱さ) |
湯船の深さ | 浅め:肩がこぶし1個出るくらい(身長162cm) |
収容人数 | 快適:3人までMAX:5人 |
ひと言 | 午後は、地元の方、観光客ともに入浴に来るため、混み合う可能性があります。
清掃後、午前中の一番風呂が狙い目。 |
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住所・地図
〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津468−4 翁の湯
駐車場
近隣駐車場は有料駐車場になります。
<有料>(徒歩5分)
※湯畑観光駐車場の駐車料金
<有料>草津パーキング(徒歩7分)
※6:00~18:00 30分 100円
その他の駐車場(無料駐車場など)に停めたい場合は、以下の投稿をご参考下さい。

泉質
源泉:湯畑源泉
PH値:PH2.08
泉温:55.7℃
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
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