こんにちは。
先日、友人と「品木ダム」&「百八十八観音」へ徒歩で行ってきました。
徒歩だと片道1時間ちょっとかかってしまうので、時間がない方は車でブーンと目的地まで行く(12分程度)のをおすすめしますが、徒歩好きでしたら次々変わる景色をじっくり見ながら目的地まで行けますよ。
品木ダム&百八十八観音への行き方
品木ダム&百八十八観音は、草津温泉の中心部からだと、こんなルートで行くことができます。
ちなみに、私達が今回選んだのは上(1時間17分)のコース。
グーグルの予想到着時刻より15分ほど早くに到着しました。
下(1時間13分の方)のルートは、車通りが結構ありますが、上(1時間17分)のルートは、車が殆ど通らないので、車で行くなら下、徒歩で行く場合には上のルートがおすすめです。
道中
草津温泉にお越しの方はすでにお気づきかと思いますが、草津周辺を流れる川(湯川、谷沢川、大沢川)は、強い酸性を帯びた川で、その川の水を中和するために、アルカリ性の石灰が混じってます。そのため、見るとなんとなく濁っているというか色でいうと「エメラルドグリーン」に近いような色をしているのですね。
水が勢いよく流れ落ちる様は、なかなか見応えがありますよね。
到着・品木ダム
ちょっと自分で撮った写真が、曇ときどき雨だったことも有り、あまり写真写りがよく有りませんが・・・
こんな感じ。
ネット上で良い写真を見つけたので転載させていただきます。
きれいに見えるときはこんな感じ。
photo by http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=0610
まさにエメラルドグリーンですよね。
2020年1月現在、草津白根山の「湯釜」は火山規制のため、侵入することができません。しかし、湯釜の色もこんな感じなんだと思います。早くまた「湯釜」に行けるようにならないかな・・・。
品木ダムの特徴
草津周辺を流れる川(湯川、谷沢川、大沢川)は、強い酸性を帯びた川なので、魚も棲むことができない「死の川」と呼ばれてきたそうです。
そこでできたのが品木ダム。
品木ダムは、強酸性の川の水を改善するため、工場で一日約60トンの石灰乳液(石灰を川の水と混合させたもの)を投入して、中和を行うのですが、その時発生する中和生成物を貯める役割を持つのだそうです。
しかし、ダムには山から流れ出た土砂と中和生成物が多量に沈殿してダムが浅くなってしまうので、定期的にその沈殿物を除去する作業が必要なのだとか。
・・・ダムをつくるだけでなく、そのメンテナンスもとても大変なのですね。
でも、そのおかげで魚が川に棲めるようになったりしているので、大切なダムだと言えるでしょう。
新緑・紅葉も楽しめる品木ダム
品木ダムによってできたダム湖は、エメラルドグリーンで、白根山の湯釜に見立てて「上州湯の湖」と呼ばれています。
新緑
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紅葉
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百八十八観音
品木ダムをゆっくり見たあと、百八十八観音へ。
ダムが見えるスポットから坂を歩いて登ってすぐのところにありました。
本当にたくさんの観音像が並んでいますね。
中之条観光協会によると、以下の説明がなされています。
>1箇所で188箇所を巡ったことになり、すべての功徳が得られる
それは素晴らしいのですが、前に京都で行った吉田神社の境内にもそんなような文面が書かれていたのを思い出しました。
実際どうなんだろう^^;
信じるものは救われるのかもしれませんね。
百八十八観音の右手には、墓地と小さな神社が
百八十八観音正面から右を見ると、それほど広くないスペースに墓地がありました。
ほぼすべての名前が「山本」さんと「山○」さん(名前を忘れてしまいました)で、一つの墓地だけ「中沢」さんのものでした。
やはり山周辺の田舎なので、みんな親戚関係だったり、つながっているのでしょうね。
墓地からさらに奥に進むと、小さな神社がありました。
参拝してきました。
祠の中心にある「鐘」?を鳴らそうとしたのですが、あまりいい音はしませんでした^^;
祠の隣には、また大事にされていそうなお地蔵様が。
小さな祠
これはなんだろう・・・?
こんな感じで、小さいながら色々想像力が膨らむような百八十八観音と神社でした。
まとめ
恥ずかしながら、友達が見つけて勧めてくれるまで、「品木ダム」や「百八十八観音」の存在を知りませんでしたが、私にとっては丁度よいピクニック(?)で、非常に満足できました。
いくつか写真を見たのですが、紅葉のシーズンは本当に美しいので、もう一度行ってみたいです。
草津温泉にお越しの方も、ぜひ脚を伸ばして行ってみてくださいね。
名称 | 百八十八観音 |
地図 | |
TEL | 0279-75-8814 |
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